【中国山地蕎麦工房 ふなつ】他の出雲そばとは全く異なる、本来の出雲そばの味を教えてくれる数少ない名店@島根県松江市

《最寄駅/何屋》

松江駅(松江市)/出雲そば

《特徴/外観・店内》

長野県の『戸隠(とがくし)そば』、岩手県の『わんこそば』そして島根県の『出雲(いずも)そば』。

日本三大そばの一つ“出雲そば”。

出雲そばは食べ方にも大きな特徴があります。冷たい「割子そば」と温かい「釜揚げそば」があります。

割子そばは松江城の周辺の城下町が発祥であるのに対し、釜揚げそばは出雲大社周辺が発祥と言われているそうです。

年季のはいった店構え。昭和46創業だそうです。

奥出雲(島根県と広島県の県境の中国山地に位置する)での契約栽培とご主人も栽培を手伝われ、そこで収穫された玄ソバを自家製粉しそばを打っているそうです。

出雲そば本来の醍醐味を味わえるとの事でやってきました。

店内は客席の中央に囲炉裏を囲むカウンター。

お品書き。

老舗ながらこのお品書きがとっても可愛らしい。

《商品》

千鳥割子(1000円税込)

殻付きを石臼で挽いた粗挽きの粉を使用したお蕎麦。

松江市が誇る国宝松江城。日本に現存する12天守のひとつで別名「千鳥城」。

その名の由来は築城当初に天守の外観を装飾する「千鳥破風(ちどりはふ)」というものが複数存在したことだそうだ。

通常の割子蕎麦は具材が別だが、この千鳥割子は具材が既にお蕎麦に乗っている。豪華絢爛というのは、松江城の千鳥破風にちなんだ装飾を表しているのだろう。

何度か他でも割子蕎麦(出雲そば)をいただいたことがありますが、ここの食感にはびっくりします。粗挽きの粉が長い形状で繋がったというか、短めで、ザラっとした感じ。この長さは狙ったものではなく、茹でてる間で千切れるのでしょうね。喉越しの良さとは真逆に位置する舌触り。これには驚きます。しかし香りの強い蕎麦で食べ応えがあります。

お~いしぃ~~‼︎

1段目には

ネギ、シイタケ、かまぼこ、鰹節、アナゴ、海苔、錦糸卵、海老、アナゴやかまぼこが乗って贅沢絢爛。

2段目

玉子、鰹節、海苔、ねぎという王道のトッピング。

最後に

とろろ、鰹節、海苔、ねぎの三段目。

漆器に盛られた蕎麦に直接そばつゆをかけていただくのが割子そばの食べ方。1段目を食べ終えたら残ったそばつゆを2段目に流し入れ2段目も食べ終えたら3段目に流し入れます。

添えてある揚げ蕎麦がき。

そして最後に

蕎麦湯を頂いてほっこり。

奥出雲町馬木地区で契約栽培および自家栽培のそば。

玄ソバを低温貯蔵後、石臼による粗挽き自家製粉。

つなぎは使っておらず。

出汁は3種類のそば粉に本枯れ・さば節・昆布・椎茸などを配合したもの。

《入店時状況/会計》

土曜日の11:30頃到着。すでに数組の客が入っておりました。

松江旅最高です。

中国山地蕎麦工房ふなつそば(蕎麦) / 松江しんじ湖温泉駅
昼総合点★★★☆☆ 3.9

カテゴリー 蕎麦島根県タグ

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