宮崎延岡秋の風物詩「300年以上続く伝統的漁法 「鮎やな」で頂く天然鮎を【天然鮎処 華月柳(はなやぎ) 】@宮崎県延岡市

《最寄駅/何屋》

延岡市/鮎屋さん

《特徴/外観・店内》

宮崎県へ向かう飛行機の中で目に止まった機内誌の一コマ。

宮崎行き「空から笑顔の種をまく」ソラシドエアの機内誌。ソラタネ10月号。

「おぉ、鮎が食べたい‼︎」

レンタカーを借りて一路、延岡方面へ。川沿いのお店にたどり着きました。

お店の前には

川には一隻の船。竿を持ってるところを見ると、鮎を釣っているのでしょうけど、写真で見た「鮎やな」はありませんね…。

え、もう終わっちゃったの?(後で分かったのですが、鮎やなの場所は車でもう少し下流部でした。)

しかも看板に、「天然あゆ 要予約」と書かれております。

宮崎空港から車で走ること約1時間半(105km)。

なんとかならないものか…お店の方に伺ってみました。

どうやら鮎はあるようでしたので、席を用意して下さいました。

お庭に囲炉裏を囲む個室がいくつかと、少人数用の席があります。

《商品》

鮎の塩焼き(価格は100g辺り900円)

このサイズで1,080円でした。

基本はコースで頼まれるようですね。私は、塩焼きの一点狙い。

天然あゆ。高級食材ですね〜。魚の大きさがわからなかったのですが、コレで中位の大きさだそうです。

もっと大きいのでも良かったかも(^^)

串に刺し、塩を振り、炭の脇に斜めに刺します。

焼く時間は、実に30分かかります。

向きや位置を変えながら、両面がこんがり焼来ます。魚体の横に、斑点が出来るのが上手い人と、説明を受けました。斑点あります(^^)

清流の女王はなかなかのコワモテです。

ふっくらとした身と、パリパリの皮の焦げ具合が絶妙。やわらかさと甘さ、そして苦みのバランス。

おいしぃ〜〜〜‼︎秋は子持ちの鮎が楽しめます。

食べ方もあります。

まず身と尻尾を離す様に尻尾の付け根に箸を入れます。次にヒレを取ります。そして箸で鮎を挟む様に挟み皮の中の身を解すイメージで箸で鮎を何度も挟みます。頭と胴体を切るイメージで箸をエラの部分に入れます。身を抑えながら、頭を引っ張ると。

どうでしょう?うまく行ったかな?

お店の方に伺いました。

鮎とは上流部で良質なコケを食べ育ち、秋には産卵のため、川の下流に下ってきます。

孵化した稚魚は、海に下ってプランクトンを食べ、春に再び上流部を目指し川を上がってきます。

産卵のため、上流部から流れの緩い下流部へ下ってくる「落ちアユ」の習性を利用したのが、「鮎やな」と言われる伝統漁法で、300年以上の歴史があるそうです。

「鮎やな」とは、川をせき止めてその一部に流れ口を作り、産卵のために川を下る鮎の習性を利用して、「落簀(おてす)」と呼ばれる竹のスノコの上に落ちた鮎を採る漁法です。

巨大なスケールの造形美。

延岡市内を流れる大瀬川は五ヶ瀬川水系。国交相が毎年全国の一級河川の水質現況をとりまとめ発表する「水質が最も良好な河川」として17河川にも選ばれる日本屈指の水質の河川なのです。川を遡れば上流部には名勝高千穂峡があります。

そんな河川敷に、重機(ショベルカー)などがあり、エ?護岸工事?開発?と思ったのですけど、そうではなく、縄張り意識の高い事で知られる鮎が産卵しやすい環境を作るために、川底にくぼみを作ったりしているそうです。そうして鮎という資源を守ってるんですね。

《入店時状況/会計》

10月26日(土曜日)の利用です。14時半頃お店に到着しました。すでにお昼時は過ぎていましたので、席は空いていましたが、予約の電話をした方が良さそうですね。

鮎やなは今年は2019年は12月1日まで。

こんな宮崎一人旅も楽しい。

カテゴリー 郷土料理魚料理宮崎県タグ

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