《最寄駅/何屋》
秘境/物産センターに併設するレストラン
この日のルートは、西米良村から椎葉村に抜ける、おそらく宮崎県内でも、屈指の山間ルートだろう。九州最強と呼ばれている国道(酷道)265号線。この辺の秘境感は相当なものです。
《外観・店内》
宮崎県北西部にある椎葉村。日本三大秘境の一つにたとえられる。さらにはその昔、源氏と平氏による「壇ノ浦の戦い」にて、滅亡の道を辿ってしまった平氏が逃れた「平家落人伝説」が残る地。
こちらは「椎葉村物産センター 」として、椎葉の特産品の販売とレストランの小さな道の駅といった感じの施設。
《メニュー》
ここでしか食べれないものを求めて。
《商品》
「菜豆腐」(宮崎県・椎葉村の郷土料理)。豆乳に刻んだ野菜などを入れて固めた豆腐。
「お祭りや冠婚葬祭など、人が集まる時に家庭で作られていたと聞いたのですが」と質問すると、「そんな事ないよ普通に食べるよ。」と運んできたお母さんが答えてくれました。
豆乳に菜葉ですから非常にヘルシー。お醤油をつけて頂きます。
こちらがお目当ての「椎葉そば」。なんと1日20食限定だと言う。この日最後の一食。何とかギリギリ間に合って注文することができました。到着した時間が13時半とは言え、結構なくなるもんなんだなぁと。
浮かぶ椎茸。出汁。干し椎茸にしか出せないグアニル酸。旨味が凄い‼︎
蕎麦は割と太めに仕上げています。蕎麦粉だけの十割そば。しかしながら全然粉っぽくなく、もっちりとした舌触りも滑らから食感。明日の蕎麦はコレからお店で打つそうです。
椎葉そば。村の94%が山林という、農業にとって厳しい環境の宮崎県椎葉村。日本で唯一継続して行われている焼畑が行われており、これらを含めた高千穂郷・椎葉山地域は、「世界農業遺産」に認定されている。しかし焼畑の後継者不足で蕎麦の収穫量もとても少ないという、「幻」の蕎麦なのだそうです。
「そばだご」こちらも椎葉の蕎麦粉を使用したそば団子。
モッチモチの食感と蕎麦の風味をダイレクトに感じる素朴な素朴な味わい。
「椎葉牛丼」(1,000円)「椎葉牛」というブランドがあるそうです。村の94%が山林という標高の高い所で育つ牛。これもまた相当に貴重な食材。
牛の旨味を存分に感じることの出来る、結構な汁だく牛丼。お肉も適度に柔らかい。
《入店時状況》
お店は流石に空いていたが、椎原そばを食べようと思ったらもう少し早い時間に到着しなくては。
平家本陣 (定食・食堂 / 椎葉村その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
32.469211
131.199004